spring calls
梅が咲くと急かされるように向かう先があります。
北鎌倉の駅を降りると普段と空気まで違うかのように感じ、自然のメッセージを
聞き漏らさぬよういつもの早歩きの半分以下の速度でゆるりと歩く。
若竹。萌葱。裏葉・・・春の緑に囲まれ、日本人がその感性で色を表現すべく生み出した美しい言葉に思いを馳せながら明月院を左へ折れる。
もうマスターも60歳を越え、やってるかな?と僅かな不安はある。
やっていた。
成人する前からずっと通っている喫茶店”笛”。
何をしたらいいのか判らず荒れた時期、世界を放浪していた時期、やがてバーテンダーとして
少しは形になってきて店長になったよ、社長になったよ。いつの時もマスターは説教もせず、
立派になったとも言わずただ暖かく受け入れてくれた。
いまやせいぜい年一度の来訪、今までで一番真面目に珈琲を味わいました。
この人には近況報告は不要だと気づいた今、今まで以上に心は穏やかに時間は過ぎ。
やがて待ち合わせの旧友が現れる。

東慶寺の梅は見頃
源氏山を歩いて越えて佐助へ降り、ワイン屋でシャサーニュモンラッシェを購入。
六地蔵に向かい、好きなバーへ。日が暮れる前にバーで飲める何と言う贅沢な時間。
古い銀行の建物を利用した重厚な雰囲気のこの店の日暮れはなぜかアブサンが飲みたくなる。
素晴らしい野菜の盛り合わせを頂きました。
夜になり、混んできたし小町へ向かって親友の弟が勤めるイタリアンレストランへ。
朝取りのブロッコリーをフリットで、今日は大変美味しい野菜が食べられて幸せ。
ワインはレフォスコ、フリウリのワイン。こちらも良い選択で最後のラム肉のカチャトラ風まで
楽しませて頂きました。

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お、最初のコメントいただき。先日はお疲れ様でした。人生の醍醐味は昼酒にあり、ということがしみじみわかった日でした。