2008年4月アーカイブ

verget chablis 1er cru fourchaume'99 , chambolle musigny 1er cru'96 paul reitz
「マスターの飲みたいワインを出して下さい」と言われた時、
ちょっと考えて、迷わず一つの白を選ばせていただきました
ヴェルジェのシャブリ プルミエクリュ フルショーム’99
ヴェルジェはマコネ地区で良質なワインを作ることで知られます、マストにせず
葡萄の房で買い付けると聞きます
そのワイン作りにかける情熱は変人?天才?とそんな話題になるほどですが
マコネが結構好きな私としては気になる作り手でありました。
2001年からシャブリに関してはオリヴィエルフレーヴと共に作っているそうで、
五月入荷予定の1er cru vaillon 2002 はそれに当たります
シャブリというワイン、以前のカマンベールと同じく、名前が先走りすぎてやはり
本質を最も知られていないワインの一つと思います
有名過ぎるものは自分で体験せずとも情報が一方的に入ってくるため
知ったような気になってしまう傾向があるのでしょうね、先入観という奴です
色色言いたい事はあるがその辺は割愛して、軽くシャブリの説明を
まず、場所はブルゴーニュの北、一面畑の眺めの良い丘に囲まれた村でして
かなり寒い地区なので霜の害の対策が必要になります
かつて海だったため石灰岩の多い土壌で、キンメリジャンと呼ばれます
牡蠣などの化石がごろごろ入っているミネラル分が多い土です
格付けは四つ、下から
petit chablis, chabils, premier cru(一級), grand cru(特級)
とあり、特にグランクリュは7つの畑からなり、一応書いておくと
vaudesir, grenouilles, les clos, valmur, les preuses, blanchots, bougros
一級は17あるので書きません、fourchaume や vaillon などが有名
そして畑名のないその下の格付けの広さ、それぞれのドメーヌによる作り方の違いを
考えてもらえば、広い地域ではなくとも、いかに
一口でシャブリと括れないかが容易に想像できるのではないでしょうか

シャブリ地区中心の地図
等高線は見づらいが丘に囲まれた村であることが分かりますね、そして
赤い所が特級畑の全て、オレンジが一級畑(の一部)
南に面し日当たりが良く、なだらかで水はけが良いのが良い畑だと言うことが
感じていただけますでしょうか?
続きは後日

”さくら”
ちょっと物議を醸す危険がありますが以前チーズ関連の仕事だった方と、
「日本のチーズはカマンベールとか勝手に名乗ってるからいけないんだ!」
みたいな話しで盛り上がった事があります
カマンベールチーズは非常に馴染みが深い気がしますが
本物の味を知っている人は多分結構少ないのではないでしょうか
本物というのは当然フランスのカマンベール ド ノルマンディーのAOC
他の物はまあ悪意のある言い方をすれば、「カマンベール風」チーズ
熟成状態の非常に良いカマンベールはパリでも少ないと以前聞いた事がありますが
とても扱いにくいところのあるチーズなので私は滅多に店では使いません
扱いにくさというのは、まず熟成状態、そしてサーブの時常温になるまで時間がかかる点、
そして、無殺菌、手作りのものは一般にイメージされているような食べやすい味では無い点など
で、上記の台詞はどういう意味合いかと言いますと、
日本には日本のチーズ
という意味
最近の甲州ワインを素晴らしいと思う点は同様の考えに起因します
なかなか本題に入れませんが、北海道の協働学舎というNPOで作っているチーズが
ありまして、最近その中でも幾つかの国で賞を獲得した「さくら」を食べました
ミルクの上質さ、きめの細かな口どけ、そして桜によるちょっと塩漬けっぽい風味
マリアージュするならロゼシャンパーニュやきれいな日本酒でしょうか
とても良いチーズだと思います
真似はオリジナルを越えません
日本には日本のチーズ、素敵です

今日はモルトの試飲会がありました
詳細は書きませんが、全てノンカラーリングのはずなのにこの色の違い、
面白いですね。
30年前後の長期熟成ものが多いです

先週末、無事に一つ年を取りました
来てくださった皆様には本当に感謝です、素晴らしい方々に囲まれている幸せを
かみ締める誕生日でした
今年は私のイメージという事で、何故か白いお花をいただきまして
かすみ草の大きな花束は店内を華やかに飾ってくれました
でもリボンは紫にこだわっていたので、単に純粋なイメージではなさそうですが・・・
飲み食いした次の日はほとんど食べないのですが、夜になって、中華なら・・・と
滅多に食べない中華を食べに出掛け、北京ダックが食べたくて適当なコースにしたら
前菜盛り合わせの時点で、心の中では
(これと麺だけで十分だな・・・)
肉やら魚やら海老やら何とかやっつけ、ヒットだったのが薬膳スープ

ウコッケイなので黒い
体が欲してる感じがして
なんか薬だと思って良く分からない物達をバリバリ食べた
風邪も治ったしまた運動しなきゃ
本日、ちょっと面白いシガーをいただきました
私は初めてで知らない銘柄ですが
rocky patel と書いてあります
それはそうと、1990年のヴィンテージ物
色も相当濃く、手触りもしっとりして詰まっています
でもそれ以上に
四角い・・・・

四角い
四角い・・・・
ゆっくり時間の取れるときにいただきますね
楽しみです
若い頃好きでなかったのに、最近になって好きになる物というのはある
最近ハマっている曲は
la vie en rose
(吉川晃司じゃねーぞー)
そう、エディットピアフが最近好きなのです
素性も知らず、映画になったけど見ていず、本人をあまり知らないけれど
この人の唄はなんか越えちゃってる
一枚しか持ってなくて歌詞が仏語のみなので訳してみるほどの暇は今ないですけど
本当、名曲ですね。ラ ヴィ~~
私事ですが20日で一つ年を取ります
土曜に飲まされてもいいように日曜は休みなのですが
今年こそケガ無く無事に平穏に楽しく皆さんと飲める誕生日にしたいと
心から願っています
お近くの方は手ぶらで結構なので是非遊びにいらして下さいね
薔薇色の人生になりますように
ラ ヴィ~
火曜はワインのイベントがあったため、変則ですがお休みをいただきました
実際酷い天候だったので丁度良いなとは思いましたが
かなり大きめのワインの展示会で、仕事でなければ酒池肉林的な空間ですが
仕事なので不要な物は無視で
そこで改めて使いたいなと思ったのがラ シャブリジェンヌ
シャブリ最大の協同組合で、たしかシャブリ全体の三分の一だか四分の一の生産量にして
私が三年前初めて訪問した生産者です
コストパフォーマンスも良く、美味しくできてると思います。是非皆さんにも紹介したい
ちなみにここでお土産にプルミエクリュのシャブリ(どこの畑だったかな)の
マグナムを一本もらって、実にそれからのフランス放浪一ヶ月、開ける自信も無く
マグナムボトルを背負って過ごしたのでした
たまに他の国のワインを試してみるのですが、どうも私はフランスだけでいいみたいです
まあそれぞれのシチュエーション、フード、相手に相応しいワインをその場でいただきますが
つまるところ私はフランス、それもブルゴーニュが一番好きなんだな、と改めて分かります
後半、田辺由美さんの講習に出席し、南仏のワインについての講義を受け、
試飲の時、先生おすすめのワインの味にびっくりして
「これ凄い、驚きますね」と言ったら
「なに、まずいの?おいしいの?」
「いや、うまいッスよこれ」
てな感じでイキのいい先生も要注目とおっしゃる産地はミネルヴォワから
独立したアペラシオン、ミネルヴォワ ラ リヴィニエール
細かい説明はここではしませんが、(私も良く知らないのですが)
とりあえずはスペインのプリオラートみたいなイメージで良いのではないでしょうか

要注目
四月の新着ワインも入荷しましたが、人気ドメーヌのもので本数も少なく
追加入手の難しいものもあると思います、どうぞご了承ください
昨日は差し入れに近所のトラットリアのピッツァマルゲリータをいただきました
ナポリピザ協会の認定受けてる店って実は結構すごい事なんですよね
イタリア人のピザ職人が、焼きたては美味くて当たり前、良いピザは冷めても美味いと
言っていたが、冷めても美味い!お客様のひけた隙に一気喰いしました

ご馳走様です
以前紹介した、私絶賛の当店使用のパン屋さん、Elle a Tableに載ったそうです
良かったねー
今日午前中プールで気合入れて泳ぎ、昼散歩していたら
実に家から2,3分のところに小さな小さな公園を発見
こういうのってちょっとした宝物を見つけた気分
生まれながらのノマドなのか、実家を出て以来、一所に二年位住んだら引っ越してきた
所有する事には固執しない、不要な物は何一つ要らず身軽がいい
過去の栄光も肩書きも要らない
今を生き抜く身体と、先に進む為の知恵、そしてお天道様に面と向かえる誇りが欲しい
で、二年ほど住んでる今の家の近所も全く知らなかったけれど、犬と暮らすようになり
散歩をするうちに
この細い路地を抜けたらここに出てくるのか、とか
坂を登ったら景色が開けてしばらく見入ってしまったりとか
それは幼い子供の頃した探検と同じドキドキ
遥か見渡せる丘の上、駆け上がる風に吹かれて暫し立ち尽くす時
その先にきっと未来がある、と何かが告げる
キラキラ輝く、それはきっと黄金の風

ちょっと座っていきますか?

