Winelight
アンヌ グロのキュヴェマリーヌが2007年から2008年へと移行した
このキュヴェは当店ではかれこれ5年は使い続けていて、自分自身飲んだ本数も
30本くらいはいってるのではないだろうか
この間初めて2008を飲んだとき、何か衝撃的なものがあった
それがなんなのかは自身よくわからないのだが
何かアンヌさん(一度訪ねてます)からのメッセージがガツンと届いたような感覚だった
どう違うのかうまく言葉で表現出来ないのが歯がゆいのだが
何かが今までと違う気がする
それは、例えば作りかたをこうしましたとか
今年の天気がこうでしたとか
そういうことで説明は出来るのだろうが
それは本質では無く、あくまで要因に過ぎない
実際、「私」がたった「一本」飲んでそう感じただけの事柄に過ぎず
次に飲んだら何も感じないかも知れない
違う人が飲んだら反対の事を言うかも知れない
それでも尚、私が一本目を飲んで感動したその瞬間は厳然と揺らぐ事は無いのだ
要因をいくら積み上げても真実には辿りつかない
正しい答えには、正しい問いが必要だ
「アンヌさん」の作ったワインを「私」が飲んで感動したとき
「天気」とか「年」とか「発酵期間」とか、そういったものをいくら積み上げても
その間は縮まらない気がするのだ
ではそれを埋めるものは何なのだろう
それを探すのが私の仕事だろうか
最近、グラスの遥か向こうを見つめている自分がいる
ワインを好きになって良かった
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